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無農薬茶葉一覧PESTICIDE - FREE TEA

食べられるお茶

 近年、お茶は、粉末などの形状で、様々な食品に彩りを添えています。もちろん、茶の味わいの良さを求めて、あるいは、色合いを付け加えるためにという目的だけではなく、茶の効能に注目されてのことと思います。

 従来茶葉の出し汁を飲むにとどめていたのに対して、近年は茶葉全体を摂取することも多くなりました。もともと茶を淹れて飲んでいた時にも、最後に出がらしの茶葉を一緒に飲んでしまう習慣の方も一部には居られました。茶葉の効能全てを摂取するという観点からは、茶葉も一緒に飲んでしまうのは効率が良いと思います。

 しかし、抹茶以外の茶は、残留農薬安全基準の設定において、茶を淹れて飲むという消費行動をベースに、設定しています( 熱湯抽出法 )。その場合、茶葉から溶け出る農薬の量は、茶葉に残留している量の 1/10 ほどになっています。

 自家製で煎茶を抹茶にしたり、煎茶を粉砕し、あるいは、煎茶そのままの姿で茶葉全体を摂取する場合は、安全基準設定の前提となる農薬抽出量ではなく、残留農薬全てを摂取するので、これでは甘い設定になってしまっています

 また、野菜・果物全般に言えることですが、茶は玉露の開発にもみられるように、甘さを追及して栽培されてきているので、一時期ほどではないものの化学/有機窒素肥料の過剰投入が現在もあり、茶葉に未消化のまま残留する硝酸態窒素の問題があります。

 硝酸態窒素の危険性については、議論があります
 摂取した硝酸態窒素について、体内で亜硝酸になれば害があるのは明らかなのですが、一緒に摂取する食物に応じて状況が変わるなど、必ずしも硝酸態窒素の体内での動向が明らかではありません。従って、硝酸態窒素=害 とまでは言い切りにくいのかもしれません。
( 農水省は特に硝酸態窒素の危険性を明言していませんが、ヨーロッパでは、硝酸態窒素の危険性から、厳しい規制があり、また、家畜糞有効利用の観点から、有機栽培への移行を促しています。)

 議論はあるものの、人が歴史的に飲んできた茶葉に比べて、硝酸態窒素の含有量が極端に増えているようであれば、経験的に安全性が確認できるまで、無化学/無有機肥料の茶葉を選択するという茶の飲み方をお勧めできるものと思います

( 農水省資料より引用 )

 上記の通り、日本における茶の単位面積当たり生産性( 荒茶ベース )は、約 200 Kg /反で、総供給量とともに頭打ち・漸減傾向となりましたが、1960 年代後半以降、消費者の嗜好に応える形で、化学/有機窒素肥料の反当り投入量が一気に 3 - 4 倍に増えていることがわかります。
 この化学/有機窒素肥料大量投入は、茶の増産につながっておらず、茶葉に未消化の硝酸態窒素が多く残留する原因になっています。


 また、茶は、一番茶から始まり、地域により年間で 5 回ほど収穫する機会があります。ほかの野菜・果物で、特に夏野菜・秋野菜は、気温が高いために、病害虫防除の必要性が高くなり、農薬使用量が概して増えるのと同様に、茶も二番茶以降は、病害虫防除・栄養補給の必要性が増えます。
 単位面積当たり農薬使用量という観点からは、農薬を使用している場合でも、一番茶は比較的少なく済みますが、一番茶の収穫量だけでは年間総収穫量の 4 割程度にとどまります。無農薬栽培をおこなっている場合は、収穫減を覚悟して、一番茶の収穫にとどめる例が多いようです。


 このように、無農薬・無肥料栽培をおこなうと、化学/有機窒素肥料を投入している場合に比べて、
農薬や硝酸態窒素の摂取は回避できるものの、

・茶は吸収した硝酸態窒素を自分の消化能力で可能な限りアミノ酸に変えます。消化能力以上の余剰分は硝酸態窒素のままで残留し、一方、変えることができたアミノ酸の分だけ、より甘く感じます。それと比較すると、無化学/無有機肥料茶は昔ながらのコクがある味わいではあるものの、甘さは控えめになります。

 これは、健康体に必要な量を超えた肥料投入により、各自が肥満体になり、さらに、各自が摂取したものをそのままの形で身体の中にため込んでいる状況になぞらえることができるでしょう。肥満体という特殊な状況の甘さです。

 私どものお茶は、無農薬茶はマズイ、の範疇には入らないと思います。20 年超の無農薬栽培の経験は、蓄積を感じさせてくれる味わいです。
 ただし、無化学/無有機肥料ゆえに甘さは控えめです。うま味・甘味の背景をご考慮いただければ、皆様にもこの選択にご納得いただけるものと思います。

・茶は、地域により年間 3 - 5 回ほど芽を出しますが、気温が上がる中で再び芽を出す際には、病害虫防除の必要性が高まります。無農薬で栽培する場合、一番茶にとどめざるを得ない場合があります( 私どもの日本茶は一番茶のみです )。結果、年間収穫総量が減少し、小売価格のアップにつながります。

 お客様におかれましては、上記に関する私どもの選択につきまして、ご了解いただければ、幸いです。


( 農水省資料より引用 )

商品イメージ

無農薬緑茶

810 円/80 g
 
 
 兵庫県で栽培された緑茶です。

 無化学/無天然農薬栽培期間は、2019 年 春 で 20 年超。無化学/無有機肥料栽培期間は、2 年目になります。

商品イメージ

無農薬紅茶

810 円/80 g
 
 
 兵庫県で栽培された紅茶です。

 無化学/無天然農薬栽培期間は、2019 年 春 で 20 年超。無化学/無有機肥料栽培期間は、4 年目になります。



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