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無農薬ブログ-有機肥料の問題点PESTICIDE-free blog



 有機肥料は、そのリサイクル性から、化学肥料に比較して好印象です。
 しかし、リサイクルということが持つ短所も併せ持っています。
 今回は、リサイクルと言う観点から、有機肥料について、少し考えてゆきたいと思います。

主な有機肥料

 有機肥料・化学肥料という区別とは別に、少しややこしいのですが、「 有機 JAS 法認定有機農産物 」を栽培する場合に用いることができる、肥料のリストが農水省により定められています。このリストに沿って、主な有機肥料について、見てゆきます。

 有機農法は、別稿で後述しますが、このリストは、
天然物から化学合成せずに、製造される、化学肥料と
有機肥料とを
併せたリストになっています。
 化学肥料のうち、リンとカリは天然鉱石なので、天然物であり、リストに載っていますので、有機農法に用いることができます。

 有機農法に用いることができる、代表的な有機肥料は、
窒素( の含有比率が大きい )肥料として
油粕;なたね、大豆、トウモロコシ、胡麻、らっかせい、などの植物から油をとった残渣です。経過措置として、遺伝子組み換え作物の残渣であっても使用可能になっています。( 適合性判断基準及び手順書 1.1.4.2.(3) )
魚粉;魚の乾燥粉末です。窒素ばかりでなく、リンも多く含まれています。
下肥;人糞のことで、過去には使われていました。現在は、有機農産物に用いることができません。窒素ばかりでなく、リンも多く含まれています。寄生虫、疾病、周囲への臭気などの問題があり、化学肥料に代わってゆきました。「 下水処理汚泥 」を肥料として利用することが検討されていますが、この流れです。)

リン( の含有比率が大きい )肥料として
米ぬか;リンばかりでなく、窒素も多く含まれています。
骨粉;牛、豚、にわとり、などの乾燥粉末です。動物に与えられた飼料についての規制はありません。( 適合性判断基準及び手順書 1.1.2.2. )
鶏糞;リンばかりでなく、窒素も多く含まれています。

カリ( の含有比率が大きい )肥料として
緑肥・植物残滓・草木灰;カリばかりでなく、リンも多く含まれています。緑肥は、レンゲ草、ヒマワリ、など、植物残滓は、収穫後の稲わら、もみ、など、草木灰は、植物の焼却灰です。遺伝子組み換え植物を原料とすることは禁止されています。

リサイクル性からくる問題

 以上のように、有機肥料は、動物性のものは、動物の死骸・排泄物、植物性のものも、植物の残渣になり、リサイクルという性格が強いです。

 リサイクル品という品質の不安定さ、また、投入された肥料を土壌微生物の働きで植物が吸収できる形に変えるのですが、その微生物の働きの不安定さ、などから、肥料使用技術に難しさがあります。
 ここでは、それとは別に、農作物の品質に与える影響という観点から考えてみたいと思います。

 自然の循環に可能な限り近づけるのが、天然物のみを用いようとする有機農法の進め方なのですが、結果、リサイクル品の利用となり、リサイクル原料となる動物・植物についての危険性を見過ごしがちです。

有機肥料の原料が、
動物性原料であれば、動物に与えられた飼料の安全性、成長ホルモン剤などの生体濃縮などが、
植物性原料であれば、遺伝子組み換え作物、周辺からの環境汚染などが、
気になることと思います。人糞は嫌だけれど、家畜糞なら OK ! には、なり辛いですね。有機肥料を与えたら、手放しで安全、とは考えにくいです。

 確かに、人間も動物も死ねば土に戻り、植物の栄養となることを繰り返してきたわけですが、自然界には、そんなに集中した、動物の公衆トイレとか、動物の集合墓地のような場所は、あまり無いと思います。不自然に集中すれば、問題が起こります。実際に、家畜糞は、地下水の硝酸態窒素汚染原因の一つになっています。
 また、分解するために、特定の土壌微生物が大量に発生して、微生物のバランスが圃場周辺とは異なっていると思います。

 有機肥料について、公的規格である、JAS 法認定有機農産物においてさえも、規格を定める際に、あまりにも現実的対応を重視した結果、遺伝子組み換え作物を厳密に回避するべきはずの有機農産物において、遺伝子組み換え作物の残渣を原料とする有機肥料を栽培に使用可能としています。
 私どもは、農薬以上に新しい技術である、遺伝子組み換え種子( 作物 )については、特に、安全性を経験的に確認できるまでは、回避した方が良いと考えていますので、この点は大きく見解を異にします。
 現時点では、米国にて遺伝子組み換え種子を販売する上で、農薬で用いられていた、従来の安全性試験と同じ試験をパスすれば良い、とされていますので、私どもは遺伝子組み換え種子( 作物 )に対して、さらに慎重な態度を取っています。


 私どもは、リサイクル品の安全性確認が困難という観点から、動物性有機肥料は一切用いず、植物性有機肥料は圃場周辺に限定して用いる( 地域循環農法 )ことで、圃場の全てを生産者が管理し、圃場の汚染を回避するようにしています。

 私どもは、有機肥料についてその由来を厳しく吟味しているという意味で、有機農法を志向していません。
 また、化学肥料は制限していませんので、自然農法を志向しているというわけでもありません。
 無農薬にはこだわりますが、無肥料にこだわってはいないです。

 農業用水源など圃場の栽培環境の良さを吟味し、化学農薬を始めとして、有機肥料も含めて、他所からの持ち込みを、異物による汚染という観点から厳しく制限することで、安全・安心の確保を志向しています。

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